6月の子どもの様子(富士山組)【園だより(2007/07)から】

・みのるくん
 ひろしくんやみなちゃんと遊ぶのが大好きなみのるくん。特に、小さいプールで2人だけで水しぶきをとばしながら、大笑いをしてずっと遊んでいたり、みなと遊んでいる所をよく見かけます。前にみなが泣いていた時に、みのるくんが泣き声を聞き傍に来てニコニコと踊りだすと、みなも嬉しくなってニコニコでハイハイ追いかけっこを始めたりと、とてもいい関係の二人です。
 また、最近凄い綺麗に高バイができるようになり、高バイの姿勢から少しだけ立つことが出来るようになりました。

・たけしくん 
 たけしくんが遊んでいるものをあきちゃんに取られても、少し寂しい顔をするだけで、怒る・泣く事も出来ずに、取り返そうと喧嘩に発展する事がありませんでした。 でも最近になり、たけしくんが見つけた「しょうぼうじどうしゃじぷた」の本をももこちゃんが取ってしまうと、大泣きして「ダメダメ」といいながら取り返そうと長い時間、喧嘩をして他の子と関わっているたけしくんの姿があり嬉しく思いました。

6月の子どもの様子(3・4歳児 新幹線&汽車)【園だより(2007/07)から】

・ ある日のケンカの場面
 昼寝の前に、絵本と紙芝居を読んでいます。読みおわるとたいてい「その本借りてく」という子がいて、ある日、とりあいになった。先に言ったのはゆうや君。先に絵本をもったのはけいた君。
 さて、その行方は?ゆうや君は泣いて「何でけいたがとってくの!?」と訴えるが、けいた君はもう自分のものとかかえこんで逃げる。ゆういちろう君が「ゆうやが先だったよと言ってけいた君の持っている本をとりあげとっくみ合いのケンカになった。2人とも泣き泣きケンカしているところへ、ゆうや君がけいた君をたたきにきて複雑化しかかる。絵本がやぶけてしまいそう。
 2人ともこの本が借りたいと言いはり、「けいたも借りたいけどゆうやも借りたいんだって、ゆうやも借りたいけどけいたも借りたいんだって、困ったネェー、同じだねえ」というとけいた君は「ゆうやよりもけいたのほうが借りたい」という。エーッ、そんなこと何で、わかるんだ?どうやって判断したの?ゆうや君は「ゆうやだってけいたより、もっとこの本借りたい」という。ゆういちろう君は、「ゆうやの方が借りるんだよ、ゆうやの方が早かったもん。けいたはダメだよ」早い者勝ちを主張するゆういちろう君。「困ったネェ、図書館の本だけど半分に切ろうか?こういうふうがいい?それともこういうふう(と左右半分か上下半分に切るマネをする)?でもこれじゃあお話の意味がわからんくなるよネ。じゃあ前編後編に分けるか」と何度もいうが2人とも「イヤだイヤだ」と泣きじゃくる。
 ゆうや君は少しずつ冷静になってきて「図書館の人かしてくれんくなるよ」という。けいた君は泣くばっかり。けんちゃんといっちゃんにもどうしたらいいか聞いてみたら、「ジャンケンする」という。「勝ったら今日借りて負けたら明日にしよう」というがけいた君は「ジャンケンはイヤ」と泣きつづけ、ゆうや君は、「早くジャンケンしようとケロリとしている。前田に助けをもとめ、「けいたはジャンケンしたら勝つかもしれんのにせんかったら棄権だよ、いいの?」というところまでになり最後までけいた君はジャンケンを拒否してゆうや君が借りることになった。
 夕方まで前田が預かっておくからとりにきてねということになっていたのにゆうや君がちがうのかりることにしていてけいた君が借りていくことになった。無言で自分のものにするけいた君、泣くだけのゆうや君、やさしくておせっかいのゆういちろう君のおかげでこんな体験ができました。

 2,3日後に汽車ぐみのあきお君とひろゆき君が絵本のとり合いになり、けいた君が「2人とも借りたいの?半分に切ろうか?こういうふうがいい?こういうふうがいい?本切ったらいかんネェージャンケンしようかジャンケン」と、まるで自分のときの再現をそのまましている様子をみるとすごいなァと思った。当のあきお君とひろゆき君はきょとんとしているのでおもしろい。

 びわを満喫していたころは、よっぽど食べていたのか給食がすすまず、だけど自分でつける分をまだ調整できないため、食べられなくなったりすることが多かったのもあり、食器を小振りな器に変えてもらいました。残さず食べんといかんというしつけも大切ですがもうおなかいっぱいという本人の感覚も大切にしたいと思って対応しています。
 びわの次はどどめ(桑の実)。車が多い道を行くので二人ずつ手をつながせ、順番をぬかさずに歩くように言って出かけた。あいにく、今年は去年ほど豊作ではなくてまだ赤かったり白かったりして残念だったけど、口のまわりと手を黒くして帰ってきました。
 かみきり虫がいて、いちろう君とけんた君は、夢中でした(だんご虫やみみず、バッタ、トンボにすごく興味のある時期で、だんご虫やざりがにの絵本や紙芝居をタイムリーによんでいます)。西市場公園へ行く途中、道路に毛虫が歩いていて「どっちが前か?」とかもう興味津津!トラクターがきたので端によって通りすぎたあと毛虫が消えていた!!ちょうちょになってとんでったかなァとか、お母さんのところへ行ったとか話が盛り上がっていたもののほんとに不思議な出来事でした。 
 西市場公園では、あきお君が汽車のリズムを始めたのがきっかけでリズムをして、最後にしゅうじ君のリクエストで「むっくり熊さん」をやった。しんいち君のうんち騒動で大人が2人右往左往している間も、子どものみでむっくりくまさんをやっていたので感動しちゃいました。お花にチョウチョがとまっていたり、梅の実が落っこちていたり、柿の花が咲いていたり、西市場公園の池に死んだ魚が2匹いたり、タニシ、アメンボがいたりと自然にいっぱい触れることができました。虫を見つけたらいっちゃんけんちゃんを呼んだら、あとはこの2人がどんどん遊びを広げてくれます。

・ 散歩に行くときにだれと行きたいか聞いたらしのっちだけと行きたいという子もいて、しのっちと行きたい子と吉岡と行きたい子に分かれて出かけた。分かれてから行き先を話し合って決めた。
 <しのっち組>  西市場公園  太一、けんた、ゆういちろう、けいた
 <吉 岡 組>  石山のぼり   こうた、あきお、ひろゆき、ゆみこ、あき
 この日の石山のぼりがすごく楽しかった。ひろゆき君は散歩というと必ず「石山行きたい」というようになった。ちなみに最近年長と一緒に給食とおやつを食べるようにしているのだが、ひろゆき君はこうた君と一緒に、先頭に歩き、「探検してくるわー」と先に行き、戻ってきては報告してくれた。ゆみこちゃんは前回のときは泣いていたのにあきちゃんが泣かないもんだから、泣くのをやめてがんばっていて帰りの道ではあきちゃんと手をつないでいた。

・みのる君を新幹線ぐみと汽車ぐみのテーブルに混ぜて食事をするようにしている。テーブルがせまいので2ヶ所に分けているが、自然にあいている席に「入れて」といって食べ始めている。
 しんいち君はホースでの水遊びに夢中になり、給食をいつも一番に食べていたのに、あとからくるようになったら、白ごはんが先に食べたくてひっくり返って泣いて訴えるようになった。
 あきお君はいつもマイペース、みんながおやつを食べ始めていてもまだパジャマでうろうろしている毎日。大きなゼリーがおやつの配ぜん台に並び、みんなが並んでもらい始めた時にはさすがにビックリして、あわててパジャマを着替えに行ってギリギリ、おかわりをもらえたということがあった翌日から少しずつだけど、まわりを見ることができています。すごい学習能力に驚きました。

・ある日、しゅうじ君とりかちゃんが曲がり角でゴッツンコ!!しゅうじ君大泣き、「りかちゃん何でぶつかるの!!」とくってかかっていた。今のは避けれんかっただろうと思い見ていたら、りかちゃんは「ゴメンネ」という。しゅうじ君は泣きながら「やめて!!」と言いつづけ、「ごめんねっていってるからもういいの」とりかちゃん(確かにネェー)。「やめて!りかちゃん」としゅうじくん(もうやめてるけど・・・)。法律的には5分5分だよなァーと思ってみていたら、5,6回言い合ううちしゅうじくんが笑い出して一件落着。子どもってすっごい!!その後、自然に手をつないで遊び出した。

・ 家庭訪問と懇談会
 新幹線ぐみの家庭訪問、汽車ぐみの懇談会のご協力ありがとうございました。何か心に残るものがあったでしょうか。子どもの表情が明るくなったなあという感じを受ける子が出てきました。やっぱり、家庭が基盤になっているということを実感できた気がします。子は親の鏡とはよく言ったもの、本当にそっくりだなあという場面によく出会います。だから「親が変われば子も変わる」ということになる。どこをどのように変わったらよいのかを学習するべき点だと思います。「自分の子どものことはどうしたらいいのかわからないのに、人の子どものことはよくわかるんだよネ」ということはありませんか。朝や帰りの時の親子の様子を観察していると参考になることが発見できるかもしれません。それには日頃の交流が必要ですが・・・。そこから育ち合うことができる気がします。

 りかちゃんのお母さんは、懇談会のあと、「あまりに自分が声をかけすぎていたことに気づいた」と言っていました。どのようにしたらいいのか分からなくなった状態から、自分で「気付く」。すごいなあと思いました。日に日に、表情が変わってきたりかちゃんです。「もうお弁当食べたの?」「うん、だってお弁当少なくしてもらったモン」とはにかみながらニコニコというりかちゃんにビックリでした。全部食べんといかんと思っていたりかちゃんは、給食や弁当のとき最後の方はいつも困った顔をしていたのに・・・ゆみこちゃんのとなりで次から次へとゆみこちゃんと同じ色のマジックを使って同じ絵を同じことを繰り返しでしゃべりながら描いていたとき、何も言わずとなりにいた。どっちが描いた絵かわからず聞くと「こっちがりかちゃんで、こっちがゆみこちゃん」と何度も教えてもらった。途中でりかちゃんのお母さんが迎えにきた。ゆみこちゃんが描き終わったあと、りかちゃんがすっきりした絵を2,3枚描いて終了。このとき、ロングセラーのキティちゃんとミッフィーちゃんのキャラクターを思い出した。ある心理学者は、このキャラクターの人気の理由をこう分析したそうです。体は横を向いていても自分の方を両目で黙って見つめてくれている。ミッフィーは口がバッテンキティは口なしです。とても安心できるキャラクターなのだそうです。「本当に懇談会で言われたようにゆみこちゃんのマネばっかりしとるわ」と思って迎えにきていたお母さんが何か言ったら、このすっきりした絵は生まれなかったと思います。お母さんは、「私が自分のことをしゃべり、保育園のことをきかないとりんの方から今日カレーライスたべたよと話してくれた」とうれしそうに話してくれました。
 ひろゆきちゃんは、「心ここにあらず」の保育園生活を送っていた。何故だろうと思っていたら懇談会で父の実家へ行きたがる(菓子とTVとお姉ちゃん)ことを聞いて、預ける時間を減らしてもらうように話した。父親と話し合い懇談会の感想にお父さんは「休みの日にばあちゃんのうちへ行くくらい大したことはない、毎日ひろゆきはかあちゃんかあちゃんと言っているのにちゃんと相手をしとるのか」という内容で、私もお父さんの感覚がすばらしいと思った。そしてお母さんはさらに、そのお父さんの言葉に、ずいぶん前に前田に言われた「母は港で子どもは船」という話を思い出し、ひろ君の相手をきちんとしようと思うと書いてあった。その感想文を受け取ったのは懇談会後、3,4日後のような気がするが、私はなんとなく懇談会の翌日の月曜日にひろゆき君がちょっといつもとちがうなあという感じを受けた。両親が懇談会後、話し合い、どうするのか決意しただけでいい方に向かい始めている。

 ゆうや君は「今度、吉岡としのっちがゆうやのうちにくるんだよネ」と家庭訪問に行く一週間前から毎日のように言ってきてとてもたのしみにしてくれていた。それまでのゆうや君は、頭が痛いだのおなかが痛いだの、言うことが多く、自分の方に気をひこうとしていたのだと気づくのにずいぶんかかってしまいました。家庭訪問後は満足したのか気を引く必要がなくなったらしい。
 ゆうや君のお母さんはお父さんに話さんといかんからといって聞きたいことを書き出しておいてくれてあり、ささいなことが心配なんだなあと思ったけど、きっとお母さんがそれで安心したのもあるのでしょう。
 それぞれの家庭で、大事にされて育っているんだなァとあらためて感じることができた家庭訪問でした。お父さんのいる日を希望して迎えて下さったり、家にいるときの子どもの表情や、飾ってある子どもの絵や折り紙などの作品、写真などにうれしく思いました。今後の懇談会に生かしていけるといいなあと思います。

子どもの様子(1・2歳児)【園だより(2007年6月号)から】

     (文:土田)

散歩  
みのる君は黄色いネコバスにのってお散歩に行くといつもニコニコ。笑いがとまりません。ネコバスにのっている間はほとんどつかまり立ちをして、外を眺めながらのっています。ちょっとくらいガタガタしてもへっちゃらです。
 たけし君とみなちゃんとみどりちゃんとしゅうへい君と4人でお散歩にいったときのこと。みなちゃんとみどりちゃんはネコバスにのっていて、たけし君としゅうへい君が歩いてお散歩にでかけました。しゅうへい君は最初からギャンギャン泣きでちっとも歩きません。ネコバスが行ってしまっても、その場で泣き続けるしゅうへい君。しゅうへい君から見えないところでネコバスを止めて待っていると、たけし君がしゅうへい君を迎えにいってくれました。そして、なにやら話しかけています。結局しゅうへい君は動かなかったのですが、お兄ちゃんらしいたけし君の姿をみせてくれました。

給食  
ペンギン組は給食の時間、野菜と格闘中です。特に苦手なのがサラダに入っているレタス。ももこちゃんとあきちゃんのお皿には、苦手なレタスとにんじんだけが残っています。どんだけ量を減らしても、小さくちぎっても顔をそむけて食べようとしないももこちゃんは「はい、ごちそうさま~。」とそのままお風呂に連れて行かれてしまいました。ももこちゃんの隣で食べていたみなちゃんは好き嫌いが少なくレタスでもにんじんでも口に入れてむしゃむしゃ食べています。断乳してからはじっと座って食べるようになったみなちゃんは、サラダの次の鶏肉をおいしそうに食べています。その様子をじーっと見ていたあきちゃんも、レタスを手に持ち少しずつちぎって食べることができました。みどりちゃんも野菜はほとんど食ません。自分のお皿には目もくれず隣のお皿から自分の好きなものを選んで食べています。そのすばやいこと!しゅうへい君はいつでもマイペース。ある程度食べたら、お皿の中身をさりげなく下に落とすか、席を立ってごちそうさまです。それでも、断乳前に比べると集中して食べてくれるようになりました。そこに富士山組と母子通園のひろた君とけんじろう君が加わり、はちゃめちゃな給食の時間ですが今度からテーブルを二つに分けて食べるようにしました。
 そして、おやつの時はたけし君とあきちゃんは年長のテーブルに混ぜてもらうことになりました。ふたりともちょっとよそゆきの顔をしてお行儀よく食べています。さてさて、これからどんな給食の時間になるのやら・・・・。

5月の汽車組・新幹線組【園だより(2007年6月号)から】

                                        (文:篠原)

 5月は、イベントが盛りだくさんでした。まずは、モンキーパーク。
 新幹線組にとっては、巨大なヒヒとの壁越しのつなひき、ウポッウポッ、ウポッウポッ...と鳴き続ける猿など、興味を引いた変わり種がいっぱいいました。が、帰ったあと子ども達の心に残ったのは、頭上高くのレール(ジェットコースターのような)を怖がりもせずすごい速さで走り回る猿、そして猿山などでの猿の集団生活だったようです。何故か高いところに登ってからおしっこをする。奇声をあげながら追い掛けあう。えさをすさまじい勢いで取り合う。...絵本に出てくるのとは全く違う、制御不能の生き物達。ゆういち君は、猿山でこわがって「早く次に行こう!」と言ったりもしました。あとなぜか、椅子に備え付けてあったゴリラの人形のおっぱいをみんな揃って吸ったりと、異様なテンションでした。帰ってからしばらくの間は、くさぶえのうさぎ小屋の壁にぶら下がってウッキーウッキーとみんな言っていました。最近になってようやくあまり見なくなりましたが、なぜか、当日怖がっていたゆういち君だけが今でも時々やっています。

 汽車組さんは、新幹線組さんとはまた違うスタンスで、楽しんでいました。入り口を入るとすぐ見える電動の遊具(パトカー型など)にひきつけられ、お金がないと動かせないと分かると大半は興味を切り換えましたが、唯一あっくんは、「猿なんか見たくない。あれで遊びたい」とはっきり口にもし、一瞬どきっとしましたが、一ヶ所目の猿を見てるうち、その初めて見る生き物(海外の猿は、見た目からして野生を感じさせますね)に引き込まれ、「こっち見とるね~!びっくりしたね~!」など言い、そのまま、帰り際にまた通る時まで、遊具のことはすっかり忘れていました。途中、暗くしてあった広い部屋で、他に誰もいなかったのでみんなで何度も走り抜けたりと、汽車組さんもやはり異様なテンションでした。

 私の見ていた範囲で判断するなら、この日からりかちゃんの話す声がとても大きくなり、また友達の復唱をするような話し方ではなく、自分の言葉で積極的に話すようになったように思います。やはり遠足というのは、「遊びに行くんだ」という意識があるからか開放的になるようです。

 また、新幹線組は、昼食がバーベキューの時、火起こしを2回もしました。いっちゃん、けんちゃん、けいた君は薪組みと、火着け、火を着けてからの木の投入。ゆういち君は伝達・材料運び。ゆうじ君はオールラウンド。と、自然と分担されていました。と書くと、ゆうじ君が消極的なように見えるかもしれませんが、そうではありません。興味が向いていなかったわけではなく、料理がどんどんできてきて、他のみんなが部屋に戻り食べ始めても、火の側に座ってずっと見ていました。「見る」ということはとても重要です。けいた君は、火着けの他にも、食卓の準備など、そうした「仕事」のニュアンスを持つものにはとてもやる気を見せます。「『できるやつ』になりたい」のか?「大人への憧れ」なのか?分かりませんが、私はその張り切り具合に微笑ましく思っています。

 汽車組はよく遊ぶ組み合わせができてきました。例えば、ひろし君とあきお君が、けんかしながらもよく遊んでいる。ウサギ小屋でなにやら作っていたり、外でスコップで工事ごっこをしたり。気が合うという感じでしょうか。ゆみちゃんとりかちゃんも、前より仲良くなったようです。りかちゃんが前より積極的になったことで、対等の関係になれたのでは、と私は邪推しています。しょうたくんはもちろん汽車組とも遊ぶし、新幹線組とも自然と遊ぶところをよく見ます。そしていちろう君。やはりまだくさぶえに来て2ヶ月。共に遊んでいる、とまでは言えないかもしれません。ホースを使った水遊びに夢中。しかし、顔を見合わせて笑い合うところが見られるようになってきました。

 汽車組も新幹線組も、遊びが明らかに深化しています。同じ泥遊びでも、川遊びでも、違う。ザリガニとめだがもその助けをしてくれました(先日、ついに全てこの世を去りましたが・・・)。水から出せば魚は死ぬということも知らない子もいて、めだかを手の上に出してずっと見ていたり、ザリガニはバケツ内の橋を渡らされ落ちたりと、かなりのスパルタでしたが、子ども達に生き物と触れ合う時間をたっぷり与えてくれたことに勝手ながら感謝しています。

 また恥ずかしながら、私のお気楽な性格もみんな分かってきたようです。けんちゃんといっちゃんは、私がやっているのを見てか、なんでもないことを歌にするところもちょこちょこ見るようになってきました。本当に、楽しいこといっぱい。しかし、園での保育には、厳しい面もあります。つまずくことも少なくありませんが、泣きながらしっかり受けとめてくれていると思います。

 来月はどんな遊びをし、どんな冗談を言い、どんな顔を見せてくれるのか。楽しみです。

5歳児【園だより(2007年6月号)から】

 とてもバラエティに富んだ5歳児5人は、クラスの名前も決まらないほどバラバラで、自分の主張を曲げず、「ネンチョウサン」というのがクラスの名前になっている現在ですが、やはり年長児になってからの2ヶ月の変化は大きくあります。

 なんと言っても、ゆっくりゆみちゃんが、やる気いっぱいゆみちゃんになったことでしょうか。太一君もやる気八分目といったところです。それよりも、習慣性嘔吐症という、イヤなことがあると嘔吐する病気(?)が影をひそめていることです。太一くんにとって、何がイヤなのか。でも病名通りイヤなことがあると繰り返し吐く、というのはやっかいで、これを太一くんの切り札にされたら、年長の課題やイヤだけどガンバルという、「乗り越える姿」は見られなくなってしまいます。この病気は6歳がピークだそうです。太一くんの乗り越える姿が来年3月に見られるでしょうか?
 こうたくん、そよちゃんはそれぞれの目標がちょっと見え始め、自分らしさを発揮してきています。みゆきちゃんは小さい子大好き、持ち前のまじめさでがんばっています。

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