【園だより(2007/09)から】

8月の後半から年長の3人が側転をはじめています。1・2週間のうちでとても上手になりました。でもこの側転より難しいのは両生類這いです。両足で蹴りながら、手指を全開に開いて進むこのハイハイ運動は一瞬でも意識が集中しなくなると指の開きが悪くなったり、伸ばした方の足の蹴りを忘れてしまったり・・・。
進化の歴史の中で大きなポイントになっている両生類の、水から陸地を目指したこの運動(両生類這い)は魚のエラが足になるための運動なのです。この時の陸を目指した、両生類になっていく魚たちの意志は私たちの遺伝子の中に記憶されているはずです。そしてこの強い意志こそ、子ども達に受け継いでいってほしいと願っています。父母のみなさんもやってみませんか?気持ちがいいですよ。

<お願い>  
 パジャマ袋を作っていただきありがとうございました。《ヒモを結ぶ・ヒモをほどく》作業を日常的に子ども達に身につけさせよう。というのがねらいです。そこでお願いです。
☆ご家庭でヒモ結びの練習させたりしないでください。保育園で困らないようにという配慮だと思いますが、ひも結びが上手にできる子が園で思いっ切り遊べている子では必ずしもありません。こういうことが簡単にできる子ほど外遊びをしたがらず、夢中で遊び込む姿が見えにくい子が多いです。ヒモ結びが苦手な子に生活の中で回数を重ねることで自然に身につくようにするのが私たち保育者のねらいです。
☆ 来年、年長クラスになる子や今の年長の子に、縫い物やこままわしなどの練習をさせないでください。子どもが自発的にやりたがる場合もありますが、父母の言葉かけで子どもがプレッシャーを感じるようになったりしていい結果にならないことが多いです。「やりたくなる気持ち」は子ども達の仲間の中で育っていきます。それを焦らずゆっくり待ちたいのです。
☆ パジャマ袋や子どものリュックに子ども達の絵の刺繍が最近目立ちます。なんだか、子どもの絵が子どもの絵ではなく、母の腕自慢の材料になっているようです。刺繍の好きな方は自宅用の子どもの持ち物に刺繍してあげてください。

<ガイアシンフォニー第五番の上映と明日香医院 大野明子先生の講演会>
 10月21日(日) 中部学院大学 各務原キャンパス大講堂 
 12時開場 12:30~17:00
 ポスター・ちらしの配布など協力をお願いします。今回、会場が狭いため300人しか入場できません。講演会付きなので早期にチケットがなくなるかもしれません。予定されている方は早めの購入をお願いします。

9月の行事予定【園だより(2007/09)から】

9月5・6日(水・木) 高山市清見 牧が洞神社祭り  年長児
9月8日(土)   作業日
9月9日(日)   福祉フェスティバル
* 西穂高登山(平湯泊)は天気の良い日を選んで行きます。(年長児・4歳児希望者)
* 年長懇談会  都合の良い日を決めてください。

子どもの様子【園だより(2007/09)から】

8月最後の週から2つのグループに分けました。今年はシャチグループとスイカグループです。命名はもちろん子ども達です。
  シャチG   (メンバー省略)職員 土田・篠原
  スイカG   (メンバー省略)職員 吉岡・上野
このメンバーでスタートしましたが、早くも2週間たたないうちに、メンバー交代になりました。
きしゃ組のゆみちゃんがすいかGからシャチGへそしてその影響で新幹線組のけんちゃんがスイカGに行きました。いきさつは以下の通りです。
 ゆみちゃんとりかちゃんは同じグループでいつも一緒。仲良しなのですが、いつも2人でおしゃべりばかり。ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ・・・・・。リズムの最中もぺちゃくちゃぺちゃくちゃ。自分たちの番になってもぺちゃくちゃぺちゃくちゃ。そこで2人は別れ別れになったのです。じゃんけんをして勝ったゆみちゃんがシャチGへ行きました。そこにはやさしいお姉さん、そよちゃんがいてゆみちゃんもニッコリ。
 人数調整のため、新幹線組でだれかスイカGに行きたい人は?と尋ねたら、サッと手をあげたのがけんちゃんです。あこがれのそうへいアニィの元へ・・・。

 グループでの活動は給食・おやつ・リズムの時の座る位置がこのGになる、ということで、それ以外の自由遊びや年長の活動は今まで通りです。金曜のお弁当の日もGで出かけることもあるかもしれません。
 本来は昨年のように年度始めから縦割りグループに分けたかったのですが、新入園の1・2歳児が多く大変だろうと予想されたためにG分けは9月からということになりました。今のメンバーは流動的です。またどのように変わるかわかりませんが、年長児たちは気に入っているようです。

 
<秋の夜長に・・・。絵本>
 年長児たちは今、絵本というより、素話に夢中です。絵があまりありません。「おはなしのろうそく」という本の中のおはなしを昼寝前に読んでいるのですが、絵本の絵を見なくとも、おはなしの中身に引き込まれています。内容がおもしろいこともありますが、やはり保育年数の長い子どもたちの保育時間の長さ、今までにおはなしを読んでもらった時間、絵を描いてきた時間、リズムやロールマットをしてきた時間、友だちと遊んで来た時間が0歳から保育園にきている子は圧倒的に長いのです。
 3歳までは母親が・・・。保育園は3歳児からという3歳児神話は今でも信じられています。が、これは池田内閣時代に「ポストの数ほど保育所を!」という働く婦人の運動を抑えるために政府が掲げた神話(つくり話)です。子ども時代を豊かに過ごせるよう、知恵を出し合いましょう。

<すいかグループ>
メンバー  そうへい・みゆき・ゆみこ・けんた・あきお・ひろゆき・りか・いちろう・しょう・みのる・たけし・ちか・しゅうへい 

<班長そうへい>
 みのるくんが、食事の時にいっぱいこぼすから嫌だなぁ~…でもリズムの時、何故だか張り切ってできるから不思議で心地よい。

<上野>
 今までは、ペンギン組と富士山組と大人で食べていて、食事の時はどうしてもバタバタしていて落ち着いて食べていたとは言えませんでしたが、すいかグループになってから、年長のそうへいはみのるくんを、みゆきはしゅうへいとちかをみてくれることになり、汽車組やゆみちゃんも小さい子のおやつを持ってきてくれて、私自身が落ち着いて食べれるようになりました。また、小さい子は自分で次に食べたいものを取りに行けるようになって、お皿やタオルも自分で少し片付けるようになりました。自分で用意して自分たちで食べている汽車組の姿が頼もしくて、成長を感じて嬉しかった。久しぶりに、年長と汽車組と一緒に生活すると楽しいです。

<吉岡>
 たけし、みのる、ちか、しゅうへいが小さくてすごくかわいらしくて嬉しい。食べ残したパンの耳を丸めて、でんでん虫にして口に入れてやるとパクパク面白いように食べる。つい吉岡の指までパクリ。
「あーっ かんだ!」
と声を張り上げても、みのるくんが(吉岡の大声に)慣れたのか泣かなくなったのも嬉しいし、次から次へパンを丸めてくれと差し出してくる、かわいらしいったらこの上ない。
昼寝の前のお話を読む時に、顔を合わせる新幹線組がまた可愛く見えたり、憎たらしく見えたりして新鮮です。

<☆パジャマ袋のひも結びに挑戦。>
3・4歳児は、朝パジャマを入れてこま結びをヒモがなくなるまで、結んでダンゴをいっぱい作ります。いつも同じように交差させて、いつも同じ方をくるっとまいてひっぱると綺麗なダンゴが並ぶ。これがなかなか難しいのです。あっち向いたりこっち向いたりのダンゴがいっぱい出来ています。結び終わった時の達成感!!これに共感!!ヤッター!!
パジャマを着るときには、このダンゴを解かなきゃならない。めちゃくちゃな場所をひっぱって、ダンゴを固めてしまったり、歯で噛んで取ろうとしてしまう子も。本性出現!!
毎日、まるで知恵の輪に挑戦しているようで、着実に日に日にうまくなっている。ゆみちゃんとけんいちろうのように、すいすいと綺麗にできるようになりたいね。

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