プールがもし、何かを感じているとしたら・・・。【園だより(2007/08)から】

 ペンギン組の1歳児たちに、今年のプールはきっと驚いているでしょう。だってあのプールの斜面を登り、平気で滑っているのだから。富士山組の2歳児だって滑ります。あの斜面を登り、ホースを持って水をピューッと飛ばしたらどんなに気持ちがいいだろう。ホースの取り合いをしていたみどりちゃんやしゅうへいちゃんは他の子にゆずっています。
今は、たかちゃんが山の上から下界を見おろすように優雅にホースを持っています。しんいちくんがプールに入ると激しくかけられるので大騒ぎ。みのる君だってひとりでプールに入っているときに斜面を登っていってホースを持って立っていたそうです。

 子ども達のあこがれのホースですが、ホースを持つと他の子にかけたがる子もいます。突然かけられて泣く子もいます。それをおもしろがる子もいます。そういう子は退場です。ホースをめぐっての決まり事は常ですが、他の子がいやがらないように使うのであればいいけれど、プールの外に水をかけていたり、みんなにかけて喜んでいるような子には厳しく退場を命じます。人のいやがることをする子、約束やルールの守れない子には、厳しく対応しています。

0・1歳児 水遊びは子どもの発達のバロメーターです。水は友だち、だって私たちは水の中から生まれてきたんです。水離れの悪い子は育ちがゆっくりです。冬でも水にさわらないと気が済まない子はとても育ちのよい子です。水離れの悪い子には、寒くても、自分から卒業できるまで水遊びをさせてあげましょう。

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