子どもの様子2【園だより(2007/10)から】

<文:篠原>
 シャチGのメンバーが変わったため、(特に汽車組はフミオくん含め三人だけ)、今月前半は異様に静かでした。先月、新幹線組と年長と1,2歳児だけだった時は、汽車組に合わせなかったため、大盛り上がりでした。太一君も大はしゃぎだったこともあって、みんなを盛大に笑わせて(笑われて?)いたのですが。
 しかしようやく、最近ではまた慣れてきて、楽しそうに話しています。リズムの時など、太一君といっちゃんがずっと笑顔で話していたりもします。前は見なかった光景です。が、時々また異様に静かだったりもします。自由遊びの時間には、より同じ組の子といるようになってきました。しゅうじくん、ゆみちゃんはほとんどの時間、あきおくんやりかちゃんと遊んでいます。誰かが外にいて誰かが外にいても、「お~い!一緒に遊ぼう!!」と呼びかけるほどです。また、いっちゃんとかんちゃんも前より仲良くなったようです。
 逆に、年長二人(そよちゃんと太一君)、新幹線組ではけいたろうくんとひろやくんだけは、前以上に異年齢の遊びに「入れて~」と言ってくるようになりました。そよちゃんは100%入れてもらえますし、ひろやくんに気に入られ、逆に声もかけられます。が、太一君は断られ気味です。が、くじけずしょっちゅう声をかけています。太一君発の恐竜遊びは魅力的なようで、新幹線組をみんな引き込んでいました。そんなためか、太一君の外にくる時間がずっと大きく増えたような気がします。

 また、8月末からのこぎりを使い始めました。一番使っているのは断トツでけいたろうくん。「手に取った竹が長い」などちょっとしたことでも、「のこぎり出して~!」と言ってきます。なにかを作るわけではなく、ただ切ることがとても楽しいようです。自分の力ではできなかったことが、道具を使ってできるようになる。できることが増えた喜びでしょうか。そうして切っていると、太一君達が自分もやる~、となります。いい連鎖です。またゆうじくん、かんちゃん、太一君、ひろしくんは、虫探しがマイブームなようで、「虫探ししよう~」と言いながら始め、どんどんメンバーが増えていきます。でかい木を力を合わせどかし、穴を掘り...今月は季節柄か幼虫がいっぱい見つかりました。蛇の皮も複数見つかり・・・大切に持っているようです。
 グループでの時間ができたことで、方向は真逆二つながら、みな活発に刺激を受けています。今後異年齢の関わりが増えて、もっと子ども達の予測外のこと(衝突、アイディア)が産まれていくのではないかなあと思っています。

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