子どもの様子3【園だより(2007/10)から】
<スイカグループ> 文:上野
・夕方の神社にお散歩。(コロリン組・ペンギン組・富士山組)
ある日の夕方に、小さい子(9人)で近くの神社に出掛けて石遊びやリズムをして遊びました。小さい子は神社の境内の中を走り回るのが大好き。少し涼しくなった秋の風の中、夕方になり身体がよく動く気持ちよさで、子どもたちは身体をのびのびと使いあっちへこっちへ笑顔いっぱいに走り回ってリズムをしていました。うさぎも元気にピョンピョン飛ぶみどりちゃんの隣で、ちかちゃんは両足飛びが出来るようになっていました。気が付くと何も歌ってないのに、しょうへいにももちゃんとたけちゃん(?)がくっついて子どもたちだけで電車になって遊んでいる姿は見ていて嬉しくなりました。
リズム遊びも終わってイチョウの木の下へかくれんぼをしに行った吉岡さんと子どもたちと、大声で「よしおかぁぁ」とかけていく元気なたけちゃん。…あれ?みのるくんとあやかちゃんは?と振り返ると境内の石段に寄り添うように座っている二人。みのるくんとあやかちゃんは今何を思っているのかなぁと思いながら見つめる眺めはうまくいえませんが、幸せな眺めでした。それから2人は、(みのるくんは)一緒にハイハイして同じ所へ行き、同じ事をしながら嬉しそうに遊んでいました。
・あやかちゃんが入園しました。みのる君なみ?によく食べて、よくしゃべり、お昼寝の時間になると高く大きな声で泣くあやかちゃん。リズムのうさぎの時には、ピアノに合わせておしりをおとしておすもうさんのようでとてもかわいかったです。また、歌を口ずさむと手をヒラヒラとさせて自分でリズムをとっていたのには驚きました。あやかちゃんが入ってきてから、ひろきくんがとても嬉しそうにあやかちゃんと一緒に遊ぶようになりました。一緒に泥遊び、一緒に裸でガラスに顔を押し付けている2人の姿は写真に撮りたいほどでした。一緒に2人でハイハイしている姿は、アヒルの赤ちゃんのようでとてもとてもかわいい!!
ひろしくんがお昼寝から起きて少しして何かに気が付いたように表情が変わり、ハイハイしていった先には…あやかちゃんが。「あや」とひろしくんが言い、嬉しそうに掛けよりいっぱい話しながら抱き合っていました。しょうへいもあやかちゃん(女の子が)大好きで覗き込むように優しい表情で接しています。ちかには厳しくあやかちゃんには優しいしょうへいです。そして最近はししまいの踊りをするようになり、歌を歌うとかわいいけれどしっかり腰のはいった踊りを見せてくれます。
・汽車組と金華山
金曜日にお弁当を持って、新幹線組は岩戸公園から、汽車組は山の途中から岐阜城を目指して登りました。汽車組と何処かへ出掛けるのは初めてだったので、楽しみな気持ちとほんの少しの不安な気持ちがありました。が…登りだすと汽車組の頼もしい事。ひろゆき君としゅうじくんはお猿かリスのようにタッタッタッタッ!と登っていく。そしてしゃべりっぱなしのひろゆき君。(そのかわり、帰り道は疲れてしまっていましたが…)
すれ違う人たちが暖かい言葉をかけてくれ、ある人がみんなにどんぐりをくれました。
おじさん :「どんぐりのここになぁ、ようじをさしたらこまが出来るでなぁ」
ひろゆき :「…熊!!?」(おじさん、たまみ大笑い。)
少ししてからひろゆき君との話の途中に突然しゅうじくんが、
しゅうじくん:「お父さんクジラ釣った事あるよー。」
みんな :「えー!」
たまみ :「お父さん食べられちゃったんやない?」
しゅうじくん:「小さかったから逃がした。」
今まで黙って聞いていたひろゆきが、
ひろゆき :「……一人で!!?」(しんけんな声で)
山登りしながらあんなに笑って登ったのは始めてでした。
しんいちがあんなにしっかりした足どりで登ったのにも驚きました。一番後ろを登るしんいちやゆみちゃんを気にしながら登らないと…というイメージが私の頭の中に少しありました。でも実際は、「お水。お水。」とすぐに言っていたゆみちゃんも、時々後ろを歩いていたしんいちも、気が付くと1番前を歩いていて驚きました。また、お城の前にある岩ではみんなについて石の崖を登れるしんいちの姿にも驚きました。そして下りの帰り道は私たちの時間です!というような勢いでりかちゃんとゆみちゃんがしゃべり続けていました。笑いと驚き、今回の山登りはとても楽しかったです。
・ まだまだ続く夏の終わりにカキ氷。
涼しくなったと少し秋をかんじていたら、夏が戻ってきてまた暑い日が続くようになりました。運動会も暑さのため延期になり、プールにはあまり入らないけれど、カキ氷を最近よく食べるようになりました。食べるのも好きですが、(白いカルピスがすごい美味しいです。)子どもたちの食べる姿を見るのがとても楽しいです。カキ氷を前におにぎりになど興味が無い子どもたち、「おにぎり食べないとかき氷はないよー。」という言葉を聞いた瞬間、おにぎりをたべてなかったかんちゃんは1番早く食べていた。後から他の子がおにぎりのことを言うと、すかさずに「僕たべたよ!!」とスプーンを持ってスタンバイしているかんちゃんには感心しました。カキ氷のお皿の周りに、子どもたちが頭をくっつけてあって勢いよく食べている姿がとてもいい。しんいちは最初のカキ氷の時は勢いに負けてかあまり食べませんでしたが、2回目のカキ氷からは勢いよく食べ、りかちゃんもスプーン片手に頭をつっこんでいました。ゆみちゃんも「ママ、こっちにきてよぉ」と甘えながらも、カキ氷がくると別人のようになり、食べ終わるとまた悲しい顔をして甘えていました。あきおくんはというと、カキ氷を勢いよく食べていて勢いのあまり椅子から落ちていました。(そんなあっくんはおやつを取りに行く時に、なかなか大人に「次のおやつ何?」「おかわりちょうだい」と言えずに、前田さんとみつめあっている事がしばしばあります。しんいちも「あっ」ではなく「ちょうだ」と言えるように大人や子どもが促していて、頑張っています。)お皿を自分の方へ持っていく子、こける子、溶けたカキ氷を飲む子、砕けた氷を食べる子、毎回みんな凄い盛り上がり、食べ終わると波がひいたようにその場から誰もいなくなるのです。
・ スイカグループにあやかちゃんが入りました。そしてゆみちゃんがシャチグループに行き、かんちゃんがスイカグループに来たのに続いて、しゅうじくんがシャチグループへ行き、ゆういちろうが入って大きい子が少し増えました。ゆういちろうは、とびひが酷くて長い間お休みをしていましたが、保育園に来れるようになった嬉しさか弟ができた喜びからか、保育園でとてもはりきっています。年長が給食の片付けをしているとそこにいつの間にかゆういちろうが加わって手伝ってくれていた事もありました。しょうへいがおしっこをするとズボンとパンツをはかせようと頑張っていました。また、ぞうきんジャンケンではちかとジャンケンしてあいこだったのに「あ~まけちゃった」と言ったゆういちろうの言葉掛けがとても暖かく感じ嬉しかったです。ごうかいな喧嘩もよくしますが、小さい子にとても優しいゆういちろうです。…10月1日からせいいちくんも入園する事になり、小さい子も増えたスイカグループです。