子どもの様子2【園だより(2008/1)から】
<名古屋港水族館遠足(2007.12.14)記:篠原>
篠原組:ユキコ、ユウシロウ、ケイイチロウ、イチト、アキラ
吉岡組:ヒロアキ、ユウヒ、ヒロキ、シュウ、ユメ、リン、カンタ
電車の中から、いつもよりしゃべる子が多かったです。電車の話。水族館の魚はどこから来たのか(「外から入ってきた」で決定)。はたまたアッくんがいるかの絵の帽子をかぶっていたことで、水族館のお兄さんだ!と言われ、アッくんもノって二役を演じて見せたりと、楽しくハイテンションで向かいました。着く直前、ユウシロウが篠原組の歩く遅さに怒り、「しのっち軍団もうやめる!!」と言ったことなど以外は(笑)。
着いたらまずイルカショー。後ろに巨大なスクリーンがあり、ユキちゃんがそっちしか見ず、実際に下で泳いでるのに気づいていないようだったのが気になりました。驚きの技を連発する完全なショーに釘付け。そのあと、その場所でお弁当。アッくんはスクリーンに映るいろんな映像に夢中で、お弁当をなかなか出さない・・・どころか何も聞こえてないくらいじっと見ていて、思わず熱でもあるのかとおでこに手を当ててしまったくらいです。そして、そこでシャチのトレーニングが始まり、ショー以上にみんな大興奮!特に、指導するお兄さんにシャチが水しぶきをザバッ!とかけたこと、陸に上がるたびシャチが「ぶお~えぇ~あ~お~えぁ~」ととんでもない音を出すのを、「おならや!おならや!」と騒いでいました。ユウシロウも含め、ここでみんなエンジンフル回転になりました。
色々な魚を見ました。なんと腕でぴょこぴょこ歩く魚がいて、みんな見えないので手すりに登って見た。「なんで歩くの!?」と訊かれましたが私もそんなもんが存在すると知らなかったので答えられず。今思えば、「ムツゴロウ」ってやつでしょうか?他、岩と見まちがうごつごつ、ふてぶてしい顔をした魚にイッちゃんがわざとらしくずっこけたり。エイを見て、裏の「顔」にびっくりしたり、「しっぽに毒があるんだよ!」と他の子に教えたり。その他、僕の常識をも覆すほどの巨大なエビやカニなどなど、驚くものばかりのようで「○○来て!見て!見て!」という声がいっぱいでした。
私はクラゲに興奮しましたが、アキラとヒロアキはずっと、「カメがみたい!!カメが見たい!!」と言いっぱなし。しかしやっとカメのとこに着いてみれば、大して反応もなし。もっと早く動け!怒るぞ!と妙な声もどこからか聞こえました。また、ユウヒはペンギンのところで、半分くらいを占める、目の周りが白いタイプのペンギンを、なぜか「あれ、ヒナだよ!!」と自信満々にみんなに語る。大人って言ってるやつとおんなじ大きさですが・・・(笑)。みんな、自分の持ってる知識で精一杯とらえようとしていました。
しかし、さわれるコーナーでやはりびっくり。なんといってもアメフラシ。まんま、黒くて大きいなめくじ!そしてぐにぐにで、触ると形が変わり、また徐々に戻ってくる。「怖いから近づけんといて」という子、もとより触ろうとしない子。海の中は不思議だらけ。大人でも分からないんだから。ヒトデやタニシ、ナマコなど盛りだくさんのそのコーナー。なんと40分ほども飽きずに触りまくっていました。
最後、シャチやいるかが泳いでいる巨大水槽の前ではまた40分ほどもいた。今度はショーのときのように跳んだり、ボールをつついたり、水しぶきをあげたりしない。ただ泳いでるだけなのに。みんな、ほんとに好きなんだね。
そして広場でおやつを食べ、自然とおにごっこ。2,3人から始まったものが、いつのまにか全員参加。僕を追いかけ、なかなか捕まえられないので泣き出すユウシロウ。泣き止んだものの、あとでまた他の子にタッチされ怒るユウシロウ。ほっといて自分が鬼になる子多数。大暴れ。
・・・話し、見て驚き、触って驚き、走り回った。昼寝してないから汽車組は疲れも見えたが、帰りたいとは一言も言わず、次行こう、次行こう!と全てを満喫したみんな。成長したんだな、と感じました。
もうすぐ新年度なんだなあ、いつまでも汽車組、新幹線組、年長組じゃないんだなあと実感させられた、笑顔いっぱいの一日でした。