子どもの様子3【園だより(2008/1)から】
<12月14日(金)天王寺動物園 へ行きました。> 年長児4人と3歳児1人
行きは在来線で、JR那加駅 → 岐阜 → 米原 → 大阪 → 天王寺という順路です。朝7時代の電車は、予想通り混み混みです。でも運良く座れました。米原から大阪までの電車で白い杖をついたご夫婦が乗って来られました。車内は混み混み。誰も席を立とうとしないので、子ども2人と一緒にそのご夫婦に席をゆずりました。子ども達は交代で座ったり、立ったりしてその方達が降りられる京都までを過ごしました。子ども達は、白い杖や、目の見えない様子にも気付かず満員電車の中で静かにしていました。フミヤ君も大きな声をだすこともなく静かでした。
そして次は大阪環状線です。電車は今までと違ってガラガラ、向かい合わせの座席の電車(通称お見合い電車)に、私たち以外に乗っているのは、幼児2人を連れた家族。タイチロウは「大阪だねえ。大阪弁聞けるかなあ・・・。」などと言いながらここまでやってきた。なんと日本人だとばかり思っていたその家族は英語で会話していた。お父さんの話す英語に、4歳くらいの男の子も、2歳くらいの女の子もカタコトの英語で会話していた。その家族が降りて言ったとき、タイチロウは「大阪弁、聞けたねえ・・・。」と言った。英語にも大阪なまりがあったかも・・・?
さて入れ替わりに乗ってきた男女。この車両には私と子どもたち5人。そしてその向かいの座席に乗ってきた2人は、なんと、すごい勢いで手話で会話を始めた。もう子どもたちの10個の目はその2人にくぎづけ。でも手話の2人はそんな視線にはおかまいなく、どんどん話込んでいた。そして天王寺駅に着きました。
天王寺動物園は街なかのこぢんまりとした動物園だが、動物の生態に合わせた動物舎に少しずつ改築していて、林や藪をくねくねと抜けていくと、向こうにトムソンガゼルがいたり、キリンの長い首や、シマウマのお尻が見え、その近くをダチョウが忙しそうに走っている。ちょっと珍しかったのは、ハイエナの親子や、水中のカバがガラス越しに間近に見えること。もうひとつおもしろかったのは爬虫類や小さな生き物のレプリカがはりつけてあったことだ。看板には「○○とかげ(レプリカ)」としるされているが、そのものを見つけるとやっぱり嬉しい。でもしばらく見ていても全く動かないので再度看板を見直す、ということになる。
さて、帰路は新大阪から新幹線で岐阜羽島へ。動物も見たけど、関西の人を見た、という印象だ。
子ども達は帰ってからどんな絵を描くだろうか・・・?
〈クロテナガザル〉
〈ハイエナの親子〉
〈ハイエナの親子〉
〈水中のカバ〉