2007年度「卒園のしおり」から(8)

【優貴子と共に】  銖藤 直子

 小さくて、泣き虫優貴子がたくましく大きく成長した。優貴子の事をどうしても受け止める事ができず、本当に辛かった。何で食べないの?どうして歩かないの?何で一人でどこかに行ってしまうの?わからない事だらけ。どうしてうちの子だけ他の子と違うの?そんな優貴子と過ごして6年。本当に色々な出会いがあり、たくさんの人達の協力、支えあり今日があります。一番はこの保育園に出会えた事。私達の人生を大きく変えました。くさぶえに出会えた私達、幸せです。一番幸せなのは、優貴子。
 以前、休みの日に徳川美術館にみんなで行った時、前田さんがずっと、優貴子の手を引き、歩いている姿を見て胸一杯になりました。その時、教えられました。手を引く事の大切さ。優貴子と手をつなぎ、前を向いてゆっくり歩んで行こうと思いました。やっと優貴子を受け入れる事が出来るようになってきた。今、心から思う事。優貴子本当に本当にお母さんの子供に生まれて来てくれてありがとう。
 ゆきちゃん大好き!ゆっくりゆきちゃんがいたから、気付いた事、一杯あった。たくさん気付かせてくれた。ありがとう。子供に教えられる事ばかり。ゆっくりゆきちゃんとてきぱきお母さん…合ってないけど、優貴子の手を引き、前を向いてゆっくり、ゆっくり歩んで行こうと思う。
 最後に職員の方々、たくさんのお父さん、お母さん、本当にありがとうございました。

優貴子、卒園おめでとう。

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