2008年度「入園のしおり」から
【入園、進級 おめでとうございます】 吉岡 晴美
卒園式後の希望保育の初日から「今日から年長さんだヨ」とユウヒとケイイチロウ。シュウくんも「もう新幹線組になったよ」と目を輝かせて登園してきました。子ども達のエネルギーは暖かい春を迎え全開しているようです。クラスの名前など聞かれもしないのに「しゃち組がいい」とか「いるか組がいい」とかいろいろな声が聞こえてきたので、年長、年中(4,5歳児)を集めて聞いてみると、ちゃんと1人ずつ答え、その理由を尋ねるとちゃんと答えるので驚くばかりでした。
というわけでクラス名を決定するのは、至難の業。「前田が来てから決めるでネ」としめくくったのはいいけど、その後、子ども達同士で「鹿よりもロケットのほうがカッコいいよ」と説明にかかっている姿にもまた感動するばかりです。
出産した直後から始まった試行錯誤の子育て。答えのない、終わりのない大事業のかけだしの6年間は、ものすごいとてつもなく大きな力を蓄える時期だと思います。その時期にこのくさぶえに出会えた子ども達とご両親は、つらいことも楽しいことも悲しいことも大変なことも共有し、共感し、共に育ち合える機会を与えられたのだと思います。大人も(職員も含めて)子どもも仲間とともに育っていきましょう。
昨年度は特にくさぶえのおかげでこんなに我が子が立派に育って・・・と思う事件が多くありました。6歳までの根の育ちに本当に感動したものです。同じ感動を何年か後にみなさんにもぜひ・・・・と願っています。