プール遊び(2005.7.8)
雨の少ない梅雨ですが、降り始めると大量の雨。子ども達はわずかの晴れ間を見つけてプールに入っています。遊び方はダイナミックです。4・5歳児は何人かで連結してすべって、ザブーンといきます。
この遊びが一番好きなのは、ケンちゃんです。「りょう君、つながってー」「まいちゃん、つながってー」と何度も呼んで、繋がってすべります。友達と遊ぶことが少なかったケンちゃんですが、ひとりですべるよりはみんなですべりたいという気持ちが強く現れています。6人連結ですべるのは結構難しく、どこかで切れてしまいますがうまくいく時もあります。
このプールの斜面をかけあがることは、簡単そうにみえますが、蹴る力のない子にはなかなか難しく子ども達は繰り返しの遊びの中で滑りやすいプールの斜面を足の裏全体でとらえてゆっくり登っていきます。(2・3歳児)慣れてくれば、足の親指を中心にして軽々とかけあがっています。足の親指の大きさや足指の付け根の骨が幅広くがっちりとした、いわゆる下駄のような足の形になってくると《蹴る・跳ぶ》力がついてきます。
2・3歳児は4・5歳児がいなくなってから、お風呂マットの上にあお向きに寝ころんでラッコごっこをしています。すべることもしますがまだ少しこわい。脱力して浮くことを楽しんでいます。4・5歳児のスピード感溢れる遊びに比べるとほのぼのとしたゆったりした遊び方です。
夏本番、朝から暑い日は、朝のプール掃除をしながらプールに入り、リズム遊びの後、昼食後、昼寝の後、おやつの後と一日にプールに五回くらい入る子もいます。でも、風の吹く日はすぐ寒くなってしまうので、プールの後はお風呂にはいります。これくらい水につかると、アトピー性皮膚炎のある子はすっきりきれいに治ってしまいます。