たてわり保育(2006.2.6)

当番  4・5歳児は1週間交代で、ご飯当番と小さい子当番という2種類の当番があります。他に班長さんが決まっていて、朝の会の司会をします。
 ご飯当番の仕事は、昼食・おやつの準備・片付けです。テーブルのセットや台拭き、食器の片付け、そして小さい子たちがこぼしたものも雑巾とチリトリを持って、丁寧に拭き掃除します。とても大変な仕事ですが、聡太くんがご飯当番のメンバーにいるのといないのとでは大違い。4歳児くらいだと、ひとつの仕事を頼んでも、ちょっとやると、ふらーっとどこかへ行ってしまうのですが、聡太くんはずーっと雑巾とチリトリを持って、やってくれます。

 小さい子当番は、1・2歳児の昼寝前の着替えや、オシッコをしたときに雑巾で拭く、パンツ・ズボンを替える、昼食とおやつの前に一緒に手を洗いに行き、おしぼりを絞る、というような仕事です。りょうちゃんはよく、小さい子のことをやってくれるのですが、遼平くんも着替えのお手伝いを根気よくやってくれています。
 最近遼平くんがリズムで「五色の玉」をやっている時、まきちゃん、しょう君が自分のところに来ると、必ず、顔をのぞき込んで、ちょっと、その子の手をさわったり、背中にふれたりするのです。このことは、たまたま、先日の「五色の玉」の時に遼平くんの隣にいたので気付いたのですが、本当に微笑ましく、小さい子への遼平くんの想いが伝わってきます。小さい子を慈しむ何気ないしぐさは、遼平くんの心の豊かさです。

2歳児  たっちゃんとしんちゃんは3歳で、少し前までは、リズムはやらないで、ふたりで重ねた机の上にまたがって、ごっこ遊びをしていることが多かったのですが、リズムの「いとぐるま」で4・5歳児の輪に入って、横ギャロップで振り回されてもふたりとも転ばずについて来ています。
 たっちゃんは、年長児が絵を描いているところをじーっと見に来ています。0歳1歳くらいで入園した子たちの、模倣力と年長児を憧れる気持ちは、脳に焼き付いてしまうようです。3歳の時代の育ち方が違うように思います。

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