9月の行事予定【園だより(2007/09)から】
9月5・6日(水・木) 高山市清見 牧が洞神社祭り 年長児
9月8日(土) 作業日
9月9日(日) 福祉フェスティバル
* 西穂高登山(平湯泊)は天気の良い日を選んで行きます。(年長児・4歳児希望者)
* 年長懇談会 都合の良い日を決めてください。
9月5・6日(水・木) 高山市清見 牧が洞神社祭り 年長児
9月8日(土) 作業日
9月9日(日) 福祉フェスティバル
* 西穂高登山(平湯泊)は天気の良い日を選んで行きます。(年長児・4歳児希望者)
* 年長懇談会 都合の良い日を決めてください。
8月最後の週から2つのグループに分けました。今年はシャチグループとスイカグループです。命名はもちろん子ども達です。
シャチG (メンバー省略)職員 土田・篠原
スイカG (メンバー省略)職員 吉岡・上野
このメンバーでスタートしましたが、早くも2週間たたないうちに、メンバー交代になりました。
きしゃ組のゆみちゃんがすいかGからシャチGへそしてその影響で新幹線組のけんちゃんがスイカGに行きました。いきさつは以下の通りです。
ゆみちゃんとりかちゃんは同じグループでいつも一緒。仲良しなのですが、いつも2人でおしゃべりばかり。ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ・・・・・。リズムの最中もぺちゃくちゃぺちゃくちゃ。自分たちの番になってもぺちゃくちゃぺちゃくちゃ。そこで2人は別れ別れになったのです。じゃんけんをして勝ったゆみちゃんがシャチGへ行きました。そこにはやさしいお姉さん、そよちゃんがいてゆみちゃんもニッコリ。
人数調整のため、新幹線組でだれかスイカGに行きたい人は?と尋ねたら、サッと手をあげたのがけんちゃんです。あこがれのそうへいアニィの元へ・・・。
グループでの活動は給食・おやつ・リズムの時の座る位置がこのGになる、ということで、それ以外の自由遊びや年長の活動は今まで通りです。金曜のお弁当の日もGで出かけることもあるかもしれません。
本来は昨年のように年度始めから縦割りグループに分けたかったのですが、新入園の1・2歳児が多く大変だろうと予想されたためにG分けは9月からということになりました。今のメンバーは流動的です。またどのように変わるかわかりませんが、年長児たちは気に入っているようです。
<秋の夜長に・・・。絵本>
年長児たちは今、絵本というより、素話に夢中です。絵があまりありません。「おはなしのろうそく」という本の中のおはなしを昼寝前に読んでいるのですが、絵本の絵を見なくとも、おはなしの中身に引き込まれています。内容がおもしろいこともありますが、やはり保育年数の長い子どもたちの保育時間の長さ、今までにおはなしを読んでもらった時間、絵を描いてきた時間、リズムやロールマットをしてきた時間、友だちと遊んで来た時間が0歳から保育園にきている子は圧倒的に長いのです。
3歳までは母親が・・・。保育園は3歳児からという3歳児神話は今でも信じられています。が、これは池田内閣時代に「ポストの数ほど保育所を!」という働く婦人の運動を抑えるために政府が掲げた神話(つくり話)です。子ども時代を豊かに過ごせるよう、知恵を出し合いましょう。
<すいかグループ>
メンバー そうへい・みゆき・ゆみこ・けんた・あきお・ひろゆき・りか・いちろう・しょう・みのる・たけし・ちか・しゅうへい
<班長そうへい>
みのるくんが、食事の時にいっぱいこぼすから嫌だなぁ~…でもリズムの時、何故だか張り切ってできるから不思議で心地よい。
<上野>
今までは、ペンギン組と富士山組と大人で食べていて、食事の時はどうしてもバタバタしていて落ち着いて食べていたとは言えませんでしたが、すいかグループになってから、年長のそうへいはみのるくんを、みゆきはしゅうへいとちかをみてくれることになり、汽車組やゆみちゃんも小さい子のおやつを持ってきてくれて、私自身が落ち着いて食べれるようになりました。また、小さい子は自分で次に食べたいものを取りに行けるようになって、お皿やタオルも自分で少し片付けるようになりました。自分で用意して自分たちで食べている汽車組の姿が頼もしくて、成長を感じて嬉しかった。久しぶりに、年長と汽車組と一緒に生活すると楽しいです。
<吉岡>
たけし、みのる、ちか、しゅうへいが小さくてすごくかわいらしくて嬉しい。食べ残したパンの耳を丸めて、でんでん虫にして口に入れてやるとパクパク面白いように食べる。つい吉岡の指までパクリ。
「あーっ かんだ!」
と声を張り上げても、みのるくんが(吉岡の大声に)慣れたのか泣かなくなったのも嬉しいし、次から次へパンを丸めてくれと差し出してくる、かわいらしいったらこの上ない。
昼寝の前のお話を読む時に、顔を合わせる新幹線組がまた可愛く見えたり、憎たらしく見えたりして新鮮です。
<☆パジャマ袋のひも結びに挑戦。>
3・4歳児は、朝パジャマを入れてこま結びをヒモがなくなるまで、結んでダンゴをいっぱい作ります。いつも同じように交差させて、いつも同じ方をくるっとまいてひっぱると綺麗なダンゴが並ぶ。これがなかなか難しいのです。あっち向いたりこっち向いたりのダンゴがいっぱい出来ています。結び終わった時の達成感!!これに共感!!ヤッター!!
パジャマを着るときには、このダンゴを解かなきゃならない。めちゃくちゃな場所をひっぱって、ダンゴを固めてしまったり、歯で噛んで取ろうとしてしまう子も。本性出現!!
毎日、まるで知恵の輪に挑戦しているようで、着実に日に日にうまくなっている。ゆみちゃんとけんいちろうのように、すいすいと綺麗にできるようになりたいね。
(文:土田華世)
7月から給食当番を職員で順番に行うことになった。料理を作ることは嫌いじゃない。時間の余裕と気持ちの余裕さえあれば、私もルンルン気分で食事の準備をするのだけど、なにしろ相手は口の肥えた職員と子ども達・・・。気の弱い?(プライドの高い?)私はドキドキして頭の中で給食を作るシュミレーションばかりしていた。
こんな私なのに作るメニューは餃子に決定。どうせやるなら、おもしろいものがいいなと単純に思ったから。でも皮まで手作りにすることになり、水の分量は間違えるし、具を包んでおいておいた餃子を焼こうと思ったら、皮がお皿にくっついてやぶけて、中身は飛び出るし、焼き方も一つ一つ焼くなんて知らなくて全部くっつけて焼いたら、ぐちゃぐちゃになるし、とにかく最初の給食作りは失敗だらけでした。それでも、若森さんと前田の助けがあり出来上がった餃子の味はなかなかのものでした。
この日一番嬉しかったのは、子ども達が何度も給食室を覗いて「今日はぎょうざ?」と聞きにきてくれたこと。とくにけんちゃんは何回も覗きに来ては、ぎょうざがどれくらいできたのかを確認していきました。
2回目もリベンジを兼ねて餃子にチャレンジ!また若森さんに手伝ってもらいました。でも今回は具をねかせる時間が前回より少なかったこと、味付けが薄かったことと焼き方が悪くて焦げてしまったことでいまいちの出来でした。それに、子ども達も全然来てくれなくてさみしかった。でもこのときに餃子の焼き方をだいぶ覚えたので、家で餃子を焼いてみたら(餃子は生協の王将餃子ですが)今までの王将餃子とは別物ができあがった。純平が「うまい!うまい!」と何度もいいながら食べてくれた。30個もあった餃子を、ほとんど子ども達3人で完食してしまった。私も餃子を作って良かったと本当に思えました。今度は家で手作り餃子に挑戦したいです。
3回目は肉じゃがとひやむぎ。肉じゃがはにんじんを大量に入れたので、じゃがいもよりにんじんの方が多くなったけど、ペンギン組とひろしが取り合いをするくらいにんじんをたくさん食べたのでこれにはおどろきました。
他の職員もそれぞれに色々な給食を作っています。珠さんは作ってみたかったという、マーボー丼に挑戦したし、しのっちはペペロンチーノや塩やきそばを作ってくれました。吉岡は大量のコロッケをあっという間に作ったのでびっくりしました。
そんなふうでペンギン組もよく食べます。おいしそうなものが目に付くと「まんま!まんま!」と指をさしてうるさい。おとなしく食べていた野菜なんかはポイ!「早く、つぎくれ~!」と催促し、本当においしそうに食べてくれます。
しゅうへいはいつのまにかトマトが食べれるようになっていたし、まじめに食べていたたかちゃんも「ここはたべれん」と教えてくれるようになりました。けいちゃんとひろしの食べっぷりもすごくて、けいちゃんは気に入ったものがあればそれ以外は絶対に口に入れようとはしません。
私が給食当番の日にお弁当だと正直ホッとしますが、料理に対する意識が変わ
ったというか、興味を持つようになりました。ただ作るのではなくて、どうすれば美味しく作れるのかなと真剣に思うようになったし、料理が下手な私でも美味しく作れるようになるのではないかと思えるようになりました。
それから、なぜ吉岡があんなに早くコロッケを作れたのかとっても不思議でなりません。ペンギン組が11時過ぎに食べれるか給食室をのぞいたら、綺麗にコロッケが並べられているし、洗い物もすべて終わっていて給食室で奮闘した形跡が全くなかったでの、本当におどろきました。もちろん吉岡一人で作ったのではなく、お母さん(若森さん)も手伝ってくれていたのですが。
他の人がどういうふうに料理を作っているのか、覗いてみるのも面白いだろうとおもいます。
ペンギン組の1歳児たちに、今年のプールはきっと驚いているでしょう。だってあのプールの斜面を登り、平気で滑っているのだから。富士山組の2歳児だって滑ります。あの斜面を登り、ホースを持って水をピューッと飛ばしたらどんなに気持ちがいいだろう。ホースの取り合いをしていたみどりちゃんやしゅうへいちゃんは他の子にゆずっています。
今は、たかちゃんが山の上から下界を見おろすように優雅にホースを持っています。しんいちくんがプールに入ると激しくかけられるので大騒ぎ。みのる君だってひとりでプールに入っているときに斜面を登っていってホースを持って立っていたそうです。
子ども達のあこがれのホースですが、ホースを持つと他の子にかけたがる子もいます。突然かけられて泣く子もいます。それをおもしろがる子もいます。そういう子は退場です。ホースをめぐっての決まり事は常ですが、他の子がいやがらないように使うのであればいいけれど、プールの外に水をかけていたり、みんなにかけて喜んでいるような子には厳しく退場を命じます。人のいやがることをする子、約束やルールの守れない子には、厳しく対応しています。
0・1歳児 水遊びは子どもの発達のバロメーターです。水は友だち、だって私たちは水の中から生まれてきたんです。水離れの悪い子は育ちがゆっくりです。冬でも水にさわらないと気が済まない子はとても育ちのよい子です。水離れの悪い子には、寒くても、自分から卒業できるまで水遊びをさせてあげましょう。
(文:篠原)
色々なことがありました。単に僕がこの子達のことを前より知ってきたからというのもあるでしょうが、みんな以前とは別人のようです。また、月齢の低い子は幼く、高い子はしっかりと。見事なまでにそうなっているように見えます。(気になることもありますが)
<汽車組>
あっくんは、物分りが良すぎると言われます。怒れない、と。が、この前汽車組の四人で石山に行ったとき、しゅうじくんがちょっとしたことでぞうりが脱げ、その脱げるきっかけとしてわずかにぶつかったらしいあっくんに、しゅうじくんの口癖なのですが、「やめてー!!」と言いました。すると、「や、なにもしてない。(少し間を置いて)・・・何もしてないのに何で言うの?」。怒ってるわけではなく、落ち着き払った様子。しかし、しっかりと意志主張してます。他の子なら「何もしてないよー!!」「そんなん言わんといてー!!」と怒鳴り返すか、もしくは押し黙るところでしょう。さすが、汽車組最年長と言えるのかもしれません。
そんなあっくんは、いつも面白いことを考えています。大人に話しかけることが多いのが気にかかりますが、それも、面白さに貪欲だからでしょう。ご飯中でも何でも、思いつくと即歌ったり踊ったり、行動してしまうほどです。一日中、楽しむ方法を考えています。「人形劇」と称するアドリブダンス・歌(みんなに握手して回って終わります)はあっくんの十八番です。
あきひろくんは二番目に大きい。彼も、笑わせることのできる子です。テラスで重ねた机を使ってみんなで遊んでいて、どういう流れか、冗談でゆういちろうくんが「あきひろには貸したらへーん」と言った時、なんと返したか。「そんなん言わんといてー」でもなく、「だめなんだよー」でもなく。頭を横にブルブル高速で振って、変な顔を見せた。ゆういちろうくん、思わず笑った。他の子にはないぶっ飛んだ発想です。また、最近、年長に付いて遠出することが多いのもあってか、とても生き生きとしています。お母さんと別れる時も大泣きしなくなったし、近いうちに「くさぶえ行きたくない」と言わなくなるでしょう。
りかちゃんも、最近頑張っています。ある日、ズボンがもう服箱にありませんでした。僕が近くを通ると「ズボンない」と言ってきました。僕が「友達だれ?」と言うと、「ゆみこちゃん」と。「じゃあ貸してって言っておいで」。話してるうちに、徐々に涙ぐんできました(いつもそうです。何かがないだけ、椅子を取られただけでは泣きません。行動する必要が出てきて泣くのです)。しかし頑張って、ゆみこちゃんの所に行き、「ズボン貸して」と言えた。よく分かっていないようなゆみこちゃん。「ズボンないから貸して」と言葉を付け加えるりかちゃん。お見事!!しかし、ゆみこちゃんは「・・・いや」と(笑)。途端、りかちゃんは大泣き・・・しそうになったが、しゅうじくんが「しゅうじくんあるよ!」と貸してくれ、一件落着。
しんいちくんも、大きく成長。ちょうど7月頭くらいから、リズムで、汽車組が前に出るとき以外は一緒に座っているように。汽車組としての自覚です。また、はじめに「きんきんきれいな夏の空・・・」の歌を歌うとき、該当箇所がくるよりはるか前から、口に手を当て「オーー!!」ととても大きな声をあげます。他の箇所では一切声を出さないのが、自分で、「『あ』とか『お』しか言えないから」と分かってあきらめているようで気にはなりますが、とりあえずとても楽しそうです。またある日の昼食時、なぜか流れでみんなが次々にしんいちくんに冗談を言うことに。笑ったり見つめたり、今までのように聞いていたが、「しんいち、これ(=うどん)へびだよ」「へびが給食」そして、「しんいち、へび食べて」と言った時には、即座に首を横に振りました。僕が今まで見落としていただけかもしれませんが、みんなに働きかけられたことに対して、「面白そう」「みんなが楽しそうだから笑う」という以外に、はじめてはっきりとコミュニケーションした気がしました。今後、より関係が深まっていくように思えました。
しゅうじくんは、言葉が達者。でも、下から二番目に小さい。そのまだ幼い思考スピードの割にいっぱい入っている言葉に翻弄されているのか、話し始めに何度もどもることが結構あります。また、「あれ、お父さんが働いてる一宮タワーだよ」「れいくんが行ってる学校だよ」などのことを間を置いて繰り返すなど、とにかく、言葉で活動しようとしている。何ヶ月か経ち、じきに言葉に追いついてくると、あっくんやあきひろくんといい組み合わせになりそうです。とても楽しみです。現時点でも、その勢いのよさから誰のところにでも入って行き、みんなと接点を持っています。
そしてゆみこちゃん。やはり、3月生まれ。ダントツに幼い印象です。また、7月頭くらいから、リズムなどの時に、「年齢順」に並ぶということになりました。それ以来、「ゆみこちゃんは一番小さいんだよ」とことあるごとにみんなの口から聞かれるようになった。みんながわずかながら気を使うようになった(しゅうじくん、しんいちくんはそんなに離れてないので変わりませんが)。名実ともに、一番幼くなったわけです。が、しかし、りかちゃんとの関係はまた別です。、一時期(今でもたまに)「ゆうちゃん」「りんりん」と呼び合っていた。どうやらゆみこちゃんが始めたことのようです。ゆみこちゃんが主導の部分も多くあるのです。また前述のように、そんなに仲の良いりかちゃんが、泣きながら「ズボン貸して」と来た時に、さらっと「いや」と言ったり、二人の関係はとても不思議です。ゆみこちゃんの幼さゆえか、りかちゃんの合わせられる性格ゆえか。
<新幹線組>
けいたくん。園内一の暴れん坊、動物のようと言われていましたが、だんだん変わってきました。今や、一番安定しているのではないかと思います。ゆうやくんと、そしてあっくんとあきひろくんと、月齢が近いせいかこの4人が、時により組み合わせを変えて遊んでいるところを7月前半はよく見ました。ゆうやくんは家に遊びにも来た。そんな中、元気いっぱいはそのまま、友達との関係ができてきて、強い。休みの日のことになりますが、昔遊びの会にお父さんと来ていたとき、何度やってもできないコマ回し、僕が「もう嫌になって投げ出すやろう」と思ってからも、何度も何度も、本当に何度も辛抱強くひもを巻きつけてチャレンジしていて、改めてその力強さを感じました。
けいたくんの家に「行っていい?」と言ったのはゆうやくんです。今まで、うそ笑いが時に見られることが実は気になっていたのですが、そんな風に月齢の近い友達ができてきて、等身大のまま過ごせるように若干なってきたかもしれません。例えばある日、年長とゆうやくんだけで車で2時間、プラネタリウムを見に行き、一日過ごしましたが、借りてきた猫のようでした。おそらく、家にいる時と同じく、みんなゆうやくんよりウワテだったからです。しかし、普段新幹線組らと遊んでいる時は、「~やないよ!!」「ゆうやの机もってかんといてよ!」など声を挙げ、やり合っています。同じレベルで、必死になって遊べているそんな今は、怒ったり笑ったり、いつも本気で、とてもいいと思います。器用な子で、おやつの時、みんなが「早くおいでよ」と呼ばれてどんどん食べに行っている時、ゆうやくんは一人本を見ていて、ズボンだけパジャマのままだった。そして気づいて焦りだした。急いで着替えようとしたちょうどそのタイミングで、僕が「それまだパジャマ?(と思ったが、さっきと違う服のようにもちらっと感じたので)・・・いや、もう服に着替えたの?」と訊いてしまうと、ちょっと考え、「・・・うん(=着替えた)」と言った。そしてそのままおやつに行こうとした。でも、やっぱりそれパジャマでしょう!ためしに汚れ物袋を見ると、ズボンはひとつも入ってなかった・・・(笑)。そんな器用さも、子どもたちの間では通じないから、いいのです。
ゆういちろうくん。パワフルですが、かまってほしい。一線に立って遊んでいるが、ちょっとした怪我、言い争いで泣いてしまう。先月に続いて絵本を借りる時、ゆういちろうくんが持ったところ、他にも借りたい人がいっぱいいて、例のごとく、ジャンケンで決めることに。そして、負けちゃった。でも、抱え込み、「ゆういちろうが借りる・・・」と困ったような顔。結果、そんな無茶は通らず、泣いてしまった。また、昼寝の時、場所を変えたり、友達と話したり、なかなか寝ない。僕が「寝るんだよ?」と言いに行くと、「知っとるよ!」と一点張り。でも吉岡さんが、「あんたもう寝るんよ!」と行くと「吉岡、今日から吉岡は『前編後編』だよ!」「えっ?何よそれは?」「じゅんぺんこーへんなの!!(笑)」「じゅんぺい?(笑)」。そしてみんな大騒ぎ。よく分かりませんが、じゃれあうと大喜びのようです。起きるとき、夢でうなされてるのか泣きながら起きることも二回あり、不安定になってる部分もあるようですが、吉岡さんがいることでだいぶ救われているようです。
けんちゃん。面白いことが好きで、よく話し、笑っている。
[例1] けんちゃん「今日うちで雪降ったよ」
しゅうじくん「うちでも降ったよ」←負けず嫌い?
けんちゃん「でも積もらなかったよ」
しゅうじくん「・・・ちょっとだけ?」←?
[例2] ゆうや「しのっち、今、名前なに?」←?
けんちゃん「お名前教えてくださいな~♪」
しゅうじ「・・・お名前教えてくださいな~♪」
けんちゃん「な~~♪」・・・走り回る
しゅうじ「な~~♪」・・・走り回る
[例3] しゅうじくん「(僕に対し)これ、貸したげなーい」
しのっち「え~、貸してよ~」
しゅうじくん「貸したげな~い」
けんちゃん、やってきて「僕に貸して?」
しゅうじくん「いいよ」
そしてけんちゃん、それを僕のところに持ってきて、「はい」とくれた。しゅうじくん呆然。けんちゃん、楽しそうに笑う。
こんな調子です。他の子もよく分からないことを言ってますが、けんちゃんの場合はわざと言っている。これはけんちゃんといっちゃん以外にはちょっと難しいことです。しかし、弱い部分もある。誰でもあるように、お友達にケガさせそうなことをしてしまった時、「けんちゃん、それは危ないからダメだよ」と僕が言いに行くと、絶対に目を合わせない。最初は返事をしない。困った、少し泣きそうな顔をする。楽しいことが大好きな反面、注意されるのがすごく嫌なようです。また、一人ずつ前に出て歌うとき、他の子はさっそうと前に出て歌っていても、けんちゃんとゆういちろうくんだけは歌わず、涙ぐんでしまったり、そんなところもあります。
いっちゃんにも弱い部分があります。とてもしっかりしているように僕は思っていたのですが、ある日、お母さんと別れる時大泣きしました。僕は残念ながら赤ちゃん達を散歩させていてその場面を一切見ていなかったのですが、前田さんによると、赤ちゃんのするようなかんしゃくを起こす泣き方だったそうです。普段しっかり、大人の「机、片付けるよ~」「ご飯の用意するよ~」などの声に「はいよ~!」と反応して来て、すると他の子もいっちゃんにつられて来て、みんなで一緒に楽しそうにやってくれてたのですが。どこかで優等生的にしようと頑張ってしまっているのかもしれません。とは言え、他の子はやはり、みんなを引っ張っていく楽しい人気者としていっちゃんを見ていると思います。
こんな調子で、楽しい毎日を過ごしています。関係が深まってきたための、自然な毎日。プールに入れる時は、よりすっきりした顔をしていました。雨で入れず、外にも出れない日が続き、その間はちょっとぐずぐずしましたが、それが続くうちに、部屋の中でも思いっきり楽しめるようになりました。強いのです。やはり外で遊ぶ素晴らしさにはかなわないと思いますが、梅雨が明けた今も外に出ることが減ってしまっているのが残念ではあります。が、それもまたすぐ変わるでしょう。
夏本番、8月はどんな風に過ごすのでしょう。どんな経験をするのでしょう。どんな成長を見せるのでしょう。楽しみです。
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