園外保育【園だより(2007/07)から】

(文:前田)
■(6月22日金曜日 鳥羽水族館) 参加者:年長児とけんちゃん■
 前日の木曜日、年長の子たちとおやつを食べながら、雨続きの金曜日なので、電車に乗ってどこかへ行こう。ということにした。どこに行くかは決めてない。とにかく弁当をもって、朝8時にJR那加駅に集合。するとけんちゃんがすぐにそばに寄ってきて、小声で聞いてくる、「けんちゃんはいかん?」
 6月22日(金)朝8時JR那加駅 年長児5名とけんちゃんが来ていた。電車で鳥羽水族館へ行くことにした。鳥羽水族館はとても遠いという印象があるが、名古屋から乗り換えなしの快速電車で1時間50分。電車にのることを目的にするなら最適な場所。
 名古屋港水族館と比べるとこぢんまりとして、幼児には見やすい。ピアノの機械生演奏を聴きながら、珊瑚と熱帯魚を見ていると時間を忘れる。子ども達はそれぞれに気に入ったコーナーがあったと思う。タコやセイウチにさわったり、大きなサメの壁掛けに驚いたり、オットセイとアシカのショーで大笑いしたり・・・。
 帰りの電車の中でも、1人ずつもらった入場券の半券をポケットから出したり入れたりしながら、何度も見て、にっこりしている太一とけんちゃん。けんちゃんがポケットにしまおうとしてもなかなか入らず、こうたが入れてあげてたりしている。こんな姿を見ると、なんだかとっても嬉しくもあり、本当に楽しかったんだなあ・・・、と満たされた気持ちになる。

■奄美大島(6月29日~7月2日)■
6月29日(金)
JAL JEX2465便 大阪伊丹発11:35-奄美大島着13:10-レンタカーにて別荘着14:30
別荘の目の前はビーチ 夕食まで海で遊ぶ 夕食{鶏飯}
満点の星を期待していたが、満月。月が海に映ってとても明るい 
*のんびりコースを選んだ人は3泊とも笠利別荘
     
30日(土)
8:30 レンタカーにて古仁屋へ(約60㎞ 2時間)笠利~古仁屋は奄美大島本島を縦断する距離、峠越えで車に酔う子がいた。
10:30 古仁屋港から芳丸にて与路島へ 芳丸の舳先につかまって、海を見ながら行く、誰も酔わない。約1時間 途中トビウオが見えた。 
12:00 ハンミャ島着  ハンミャ島には芳丸で直接上陸できないので小舟が用意されていた。
ハンミャ島は珊瑚でできた無人島 日陰がないのでシートを張って、日陰をつくる  
昼食:弁当とスイカ・パッションフルーツ海に潜って珊瑚や熱帯魚を見る。
16:00  ハンミャ島を後に与路島民宿みどりへ(30分くらい) 
夕食:バーベキュウ・刺身・カレーライス・フライ・天ぷらなどなど 小舟のおじさんも食べにきた。牟田やんも。過疎の島の将来を案じた会話・・・。子どもがいない・・・。19:30  お話を読んでみんな爆睡

7月1日(日)
10:00 たかばる浜へ軽トラックを借りて行く。子ども達はトラックの荷台に乗る。浜は引き潮でリーフで魚や貝、ヤドカリ、カニを見つけて遊ぶ。桟橋の回りがプールのようになっていて浮き輪を持って飛び込む。きれいな魚もたくさんいる。貝採りの人が太一が見つけたシャコガイを開けてくれて刺身で食べた。   
弁当・スイカ・トマトパッションフルーツ
16:00 あまり帰りが遅いので民宿の達郎さんがバイクで様子を見にきてくれた。 
17:30 芳丸にて古仁屋へ帰りの船でイルカを見つけた。  
夕食:ギョウザ・ラーメン     

7月2日(月)
朝6時前から起きて浜で遊ぶ 帰る準備と掃除  
昼食 ばしゃ山村
13時までに空港へ
JAL JEX2464便 奄美大島13時45分発-大阪伊丹15時15分着。新大阪で焼きそばとお好み焼きの店で夕食。新大阪17:43発-岐阜羽島18:45着

新幹線組家庭訪問と汽車組懇談会(そして お父さん飲み会)【園だより(2007/07)から】

(文:篠原 義朋)
 6月は、保護者の方々との交流が盛りだくさんでした。
 時系列は無視して、まずは家庭訪問から。私事ですが、家庭訪問は人生で初めてでした。それゆえ、行く前は「何をどう見ればいいのだろう」と不安でした。しかしいざ行ってみれば、驚きの連続でした。どこのお宅も同じ家はないのは、当たり前です。でも、それどころか、「似た家」すらない。

・なにも置いていない、といえるくらいすっきり整理された家。
・子どもが自分のおもちゃ部屋を持っている家
・机にキャラクターのシールがたくさん貼られ、TVも子どもの生活空間内にあり、おのずとつけてしまい、少なからず見ているという家
・庭で色々な植物を育て、そこでうさぎと遊んだり、ボール遊びができる家
・昔ながらの日本的平屋で、砂壁には子どもの絵が貼ってある家

 どこの家も、驚きでした。どの子についても、「こういう家に住んでいたのか!!」と思いました。よく考えてみれば、私は、「小さい子どものいる家」というのをほとんど知りません。自分の幼いときを思い返すか、数少ない、現在子どもを持つ友人宅を参考にするかしかないのです。ですから、すべてが新鮮でした。子どもの最大の基盤になる場所は、やはり家だと思います。それを明確に見ることができたので、今後子どもの気持ちの動きを見る上で、大きく参考にしたいと思います。そしてどのお宅も、その大切な場である家を、子どもの安らぎ、楽しさを考えて空間作りをしておられることに嬉しく思いました。保護者の方々の子どもへの愛情を改めて感じました。
 懇談会も同様です。六家庭で二時間というとても短い時間でしたが、皆さんが、保育園に何を期待・希望し、何を不安に思っていられるのか。子育てにおいて何を当面の課題とされているか。とても重要なそのことを、情けなくも、初めて知りました。それ以来、私の子どもを見る目が、未熟なりに変わりました。無理なく、成長させてあげたい。その為に、今、何を見るべきか。保護者の方々や先輩達の見解を鵜呑みにするのではなく、自分なりの目も培っていきたいですが、当面の取っ掛かりがようやくできたように思っています。今後も、また機会があればお話する時間を持ちたいです。
 また、開催趣旨は異なりますが、お父さん飲み会も非常に保育への助けになりました。今月あったこの三つどれもに言えることですが、私にとっての一番の収穫は、保護者の方々への誤った認識が取れたことです。くさぶえというかなり特徴ある園にお子さんを預けておられることから、保護者の方々もみな、とてもストイックに、斎藤公子理論に忠実にのっとって子育てをされていると思っていました。でも、そうではない。もちろん、賛同して取り入れておられることもある。でも、まだ知らないこともあれば、取り入れるのが不安なこともある。言ってしまえば、(現時点では)納得ができないこともある。お父さん飲み会はとても楽しくもありました(実に、岐阜に来て最も楽しい時間・・・五時間半でした 笑)が、今回挙げた三つの中で、ダントツに、お父さんたちの葛藤、悩み、不安に壁なく触れることができた日でもありました。

 みなさん、子育てに、園での保育に、喜んで下さっていることもあれば、不安もある。不満もある。当たり前のことです。そして、そのどれもの後ろに、お子さんへの深い愛情を感じました。改めて、保育士というのは重要な仕事だと思いました。心地よい重みとして、皆さんの期待、悩みを肩に感じながら、未熟者ではありますが、今後保育していきたいと思います。
 各々の、企画、ご参加、ご協力、ありがとうございました。

 
何だか60過ぎの定年退職されたどこかの校長先生の訓話のようです・・・ね。(前田)

6月の子どもの様子(ペンギン組)【園だより(2007/07)から】

・あきちゃん
 朝お母さんと別れるとき大泣きしていたあきちゃんが、そよとまゆみがあきちゃんを迎えに行ってくれるようになり、泣き泣きあきちゃんからニコニコあきちゃんになり、まゆみと朝から大笑いして追いかけっこするようになりました。(しかも、足が結構速いあきちゃんに驚きました。)小さい子だけでリズムをすると、歌いながら張り切ってリズムをしたり、ももちゃんやみどりちゃんと手をつないでうさぎをしたり、両ハイの補助までしてくれるお姉さんです。散歩大好きで、「散歩いく」と自分から言いにきてくれます。

・ももこちゃん  
 いっぱい話してくれるお散歩好きももこちゃん。リズムの時に、座っているあきちゃんに声をかけて誘いに行ってくれて、手をつないてリズムをする姿もあります。あきちゃんやみどりちゃんと取り合いの喧嘩になると、泣いてしまうと思っていたら五分五分で喧嘩が出来る強い一面もあります。最近は、朝あきちゃんが保育園に来ると、嬉しそうな顔をして「あきちゃ~ん、ここっ!あきちゃ~ん、ここっ!」と大声で呼んだりもします。

・みなちゃん 
 ろくぼくに大きなハイハイ版をくっつけると、みなちゃんが一番にとんできて登っては下りて、下りてはまた登り、手の力・足の力をいっぱいに使い、身体を支えながら凄い遊んでいました。(ハイハイ版を、手なしで勢いよく登る足の速いこと!速いこと!驚きました。)プール大好きのみなちゃんは、大きいプールが出来ると指をさして、みのるくんとプールに一直線に向かい、プールの板を2人してよじ登ろうとしていました。プールの中に自分で入っていき、坂をすべると一瞬驚いたようで行動が止まりましたが、泣くことなく遊んでいました。

・みどりちゃん 
 手足のバランスがよく、活発で行動がとても早いみどりちゃん。赤ちゃん部屋のベビーベットも、余裕の表情で登ったり下りたり繰り返し遊んでいます。最近は、気付くと園庭のジャングルに上まで登ってしまうのでは…という勢いで、てっぺんにいるゆうやくんにいっぱい話し掛けながら遊んでいます。手を振るとニコニコの笑顔で返してくれます。取り合いの喧嘩をよくしゅうへいとしています。その反面、給食やおやつの時には、あけたりもらったり、取ったり取られたりと言葉はないのですが、心の関わりというか2人の関係がとても心温まります。

・しゅうへいくん 
 少し前まで、みどりちゃんや他の子にものを取られて凄い勢いで大泣きしていたしゅうへいでしたが、最近になって、泣きながらも諦めず追いかけたり、取り返したり出来るようになりました。そして、しゅうへいがみどりちゃんの椅子を取ったり、髪を引っ張ったりするようになりました。最近、ますます言葉が増えて、よく話し掛けています。その反面、イヤイヤと言うことが多くなり、顔をつねったりひっかくようになりました。散歩の時はマイペースに、でもしっかりとした足どりで歩けるようになり、道に落ちている石・草・花を見つけては遊びにしていくしゅうへい。リズムのうさぎが凄い可愛いーです。

6月の子どもの様子(たんぽぽ組)【園だより(2007/07)から】

・ひろしくん
 6月から入園したひろしくんは、小さいのにとてもよく食べます。スプーンいっぱいにのったおかずも一口で食べてしまって驚かされた事もありました。自分でパクパクと食べて、「あっ」という間にお皿が空になる事もあります。また、大きい子が絵を描いているのに気付くと、すごい速さでハイハイしていってはペンを取りに行っています。そんなひろくんは、トイレの水道で手を洗っている音がすると「にこっ!」として、つかまり立ちをして遊んでいます。

6月の子どもの様子(富士山組)【園だより(2007/07)から】

・みのるくん
 ひろしくんやみなちゃんと遊ぶのが大好きなみのるくん。特に、小さいプールで2人だけで水しぶきをとばしながら、大笑いをしてずっと遊んでいたり、みなと遊んでいる所をよく見かけます。前にみなが泣いていた時に、みのるくんが泣き声を聞き傍に来てニコニコと踊りだすと、みなも嬉しくなってニコニコでハイハイ追いかけっこを始めたりと、とてもいい関係の二人です。
 また、最近凄い綺麗に高バイができるようになり、高バイの姿勢から少しだけ立つことが出来るようになりました。

・たけしくん 
 たけしくんが遊んでいるものをあきちゃんに取られても、少し寂しい顔をするだけで、怒る・泣く事も出来ずに、取り返そうと喧嘩に発展する事がありませんでした。 でも最近になり、たけしくんが見つけた「しょうぼうじどうしゃじぷた」の本をももこちゃんが取ってしまうと、大泣きして「ダメダメ」といいながら取り返そうと長い時間、喧嘩をして他の子と関わっているたけしくんの姿があり嬉しく思いました。

▲ ページの先頭へ戻る

Copyright © 2015 くさぶえ保育園 All RIghts Reserved.