2007年 元日登山

(文:前田)

 今年は総勢11名、4世帯で金華山を「馬の背コース」で登り、下りは伊奈波神社への初詣でもかねて「七曲がり」を選んだ。元日の午前は空いていた、駐車場も山も。

 40分くらいで岐阜城に着く。子ども4人の親子連れの家族が落花生を手に、小鳥にエサをやっていた。私も便乗してこぼれていた落花生を拾い手のひらにのせると、ほどなく小鳥がエサを取りにきた。その素早さと小鳥の足の感触がとっても可愛らしい。
 小鳥の名前はヤマガラ、と教えてもらった。こんなことをしているとあっという間に時間が過ぎる。

 いっしょに行ったコウちゃんは何やらニヤニヤしてイイモノを持っていた。
 見ると中国から日本に働きにきている若いおねえさん3人から中国のお菓子をもらっていた。聞くと、「コウちゃんねえ、サンドイッチ食べてるのかと思ってじっと見とったら、くれたもん。」米の粉で作った”らくがん”のような白いお菓子だった。
 みんなで取り合って食べていたら、コウちゃんはまたもらいに行っていた。今度は袋ごともらっている。恥ずかしいやら、嬉しいやら・・・・・。まわりを見ると若い女の人ほとんどが中国の人だった。

 2007年の山登りは金華山に落花生を持って、何度も来よう。ヤマガラに名前が付けられるくらい通ってみたい。

明けましておめでとうございます

昨年末にこの別館を開設しましたが、”本館”と連携した使い勝手の良いサイト作りをしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

表示を少し変えてみました。

細かい話ですが、六曜と月齢、潮汐が表示されるようにしてみました。

西穂高岳へ行ってきました。(2006.9.19)【文:ゆめぱぱ】

8/30・31日で、西穂山荘へ行ってきました。
 盆過ぎから計画していたが、天候不良で月末までのびのびに。ただ、待った甲斐もあってすばらしい天候の中登山を楽しむことができました。

<1日目>
 早朝保育園を出発。途中、整備中の岐阜県警のヘリコプターを見てから11時頃新穂高ロープウェイへ。
 ロープウェイに乗ると、観光や登山できた人達から“西穂山荘まで行くの?すごいねぇ”と言われ、早くも御機嫌の子供達。雨がぱらつくあいにくの天候であったが、明日の天気の回復を見越して出発。ロープウェイからは、宿泊地である西穂山荘までの約1時間半の道のり。出発すると、晴れ間も覗いてくる。nishiho01.jpg
 最初は緩やかなアップダウンで、最後に急な登りが控えている。この道のりで、やはり年長・学童の子は他の登山者を追い抜きながら、ひょいひょい登っていってしまうが、年中の子は息も絶え絶えといった感じで登る。そんなこんなしながらも無事に山荘に到着。あたりは一面真っ白けで何も見えない。が、ここからが子供の本領発揮で、夕飯までの間、残った体力を振り絞り(?)元気に外で遊ぶ。まるで保育園で遊んでいるようだ。夕飯もさぞ美味しかったことだろう。夕飯後は早々に睡眠。

<2日目>
 昨日とうって変わって快晴。日の出も見ちゃったもんね。朝食後、行けるところまで行ってみようと、西穂高岳を目指す。山荘から30分ほど歩いた展望台で周りの山々を眺めながら、一番の楽しみの“おやつタイム”を堪能する。nishiho03.jpg
 昨日は真っ白けで周りの山なんて見えなかったけど、今日は良く見える。昨日乗ってきたロープウェイが眼下に見えたりして、この展望台からの眺望を楽しむ。そんな時、昨日来るときに見かけたヘリコプターが遠くを飛んでいくのを見かけて、“どこへ行くんだろう”って話で盛り上がった。
 ここから、約30分ほど登ったところ(独標手前)まで行って下山。昨日からずっとお父さんの背中に背負われていた2歳のゆめちゃんも山荘までの道のりを自力で下山した。
 山荘からの下山は、空腹との戦い。みんな良く我慢して歩きました。
 天気も良くなって、楽しい山歩きができてよかったね。

西穂高登山(2006.9.19)

 山登り・西穂高へ (8月30日・31日)
 引率 男(68歳)、男(33歳)、女(51歳) 計3名
 子ども 学童2名(小1)、5歳児4名、4歳児2名、2歳児1名  計9名(総勢12名)

 小雨の中、この12名の団体の山登りはかなり人目を引き、ロープウェイ鍋平駅の食堂(?)のおばちゃんには「これからホントに登るの?」と何度も聞かれ、「うん、行ってきまーす」という太郎くんの元気な声とは逆にとても心配そうでした。
 「明日のお昼にラーメン食べにくるからね。」と約束をしていざ、出発。
 
 68歳のおじいちゃんは、若い頃(?)焼岳に何度も登っているベテラン。今回の山登りの感想は、「牛にひかれて善光寺」 「子どもにひかれて西穂高」。
 山荘で生ビールを飲んでいるおじいちゃんは、とてもおいしそうでした。
  
 33歳のゆめちゃんのお父さんは、なんと山岳会員だそうで、今回西穂に来るまで知らなかったのです。
 愛娘ゆめちゃん(2歳)と荷物を背負って西穂高に挑戦。おそらく20kg以上でしょう。
 「事前トレーニングをしました。」とのこと。
 
 51歳の私(園長前田)は、西穂高は4回目、忘れられないのは6年前初めて登った時、2人の知的障がいを持つ子を含め7人くらいで登った時のこと、元気な子たちは1時間半くらいで山荘まで到着したのに、私とその2人は日没ギリギリ、5時間かかってやっと、山荘にたどり着いた。そのときの山荘は空いていた。宿泊は他に1グループだけ。
 ところが今回は満室。時季も同じ頃だったのに。西穂山荘は愛されているんだなあ・・・。
 そして、若いお年寄り〔失礼!〕のパワーが山に溢れていました。だって子どもたちの声より、大声で盛り上がっていました。

 保育園児と山に登っていると、「将来はアルピニストですね」と言われたりする。たぶんアルピニストにはならないと思う。
 私は子どもたちに、平和主義者になって欲しいと思っている。平和だからこそ、こんなきれいな山に登れるんだ、ということを子どもたちのからだが憶えていてくれると思う。
 そして、山から帰ってきて、数日後、東京の山元さんから子どもたちの写真が送られてきました。
 ありがとう、とても嬉しかったです。この秋は駒ヶ岳に行きますよ。

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